会社概要
会社名 | 株式会社アルパインクリエイト |
所在地 | 札幌市中央区南1条西16丁目1-323 春野ビル3F |
代表者 | 福地 政弘 |
設立 | 2024年11月1日 |
資本金 | 3,000,000円 |
事業内容 | 雪対策製品 研究・開発・販売 |
代表あいさつ
株式会社アルパインクリエイトのホームページをご覧頂きありがとうございます。
私は北海道小樽出身で、前職は電力会社に勤務し函館・札幌・倶知安・名寄などで勤務しておりました。
2009年にニセコと言われる倶知安で勤務時代に、電柱の上に雪が積もり肥大化する冠雪に出会い、設備の損壊や停電の原因になることから、対策の検討を始めたのが雪に係わるきっかけでした。
それ以来、停電をなくすため年間数百基の冠雪を落し、冠雪しない装柱方法や部材開発について研究所時代も含めて10年以上携わり、冠雪による事故停電を80%以上減少させることができました。
そのような状況の中、身近な人が屋根の雪下ろし中に落下し重傷を負う事故があったり、屋根の雪下ろしなどで亡くなる方が雪の多い年には100人以上、負傷者も2000人以上になることを知りました。
この事実を知り自分の知見を生かして、事故を減少させることができるのではないかという思いはありましたが、事業化への不安や葛藤があったなかで、挑戦しないことが一番の失敗だと思い、事業を立ち上げる決心をいたしました。
ナイアガラカットを着想した経緯について
なぜロープで雪を落とす方法を着想したかというと、電柱の上の冠雪落としは電気が流れている状態で実施するため、スコップなどの鉄は使えませんでした。
そのため電気を流さない絶縁棒と先端工具を使用して実施しておりましたが、固い雪に入りずらく様々な形状を試しましたが、どれも大きく変わらないことから、棒で雪を落とすのは原理的に違うのではないかと思い、包丁で切るように横移動させることが重要だと感じてました。
その頃からロープを使えば雪を落とせると考えてましたが、電気が流れている状態や装柱が複雑なため引っ掛かる場所も多いことから電柱には使えませんでした。
その後屋根の雪下ろしの事故が多いことを知り、ロープ方式は屋根にこそ使えるのではないかと思い、最初はロープだけを使って切ろうとしましたが、固い雪には厳しい状況でした。
そこでフックで締める方法を試したところ、思った以上に固い雪も切れるのを確認でき、この方法で多くの人が楽に安全に作業できるのではないかと思い、製品化しようと考えました。
ロープで雪を締めるだけという簡単な方法ですが、これまでの常識であった棒で雪を落とすという常識を覆して発想できたのは、数百基の冠雪落としを実施し、数千基の冠雪を観察し、雪が積もらない装柱や雪落とし方法を10年以上に渡り考えてきたからこそ発想できたものと考えます。
ビジョン
日本の北海道・東北地方は世界でも珍しく平地でも積雪量の多い地域です。これはアルプスなどの山岳地域と同じ環境であることから、アルプスと同様に雪と共存共栄していく暮らしを創造していきたいと考えております。
そのため雪による事故を0にすることを目指し、少しでもより暮らしやすい世界を創造して次世代にバトンをつないでいく活動を進めていきます。
代表者経歴
北海道小樽市出身。1991年北海道電力株式会社入社。配電部門に所属し函館(福島・八雲・江差)・札幌・倶知安・江別(総合研究所)・名寄など12ヵ所で勤務。
電力系統解析や技術開発における論文を多数発表し、社内表彰9件・社外表彰3件その内1件は澁澤賞受賞。
第二種電気主任技術者。特許出願数6件。
趣味:スキー(元準指導員)・バドミントン(全道大会出場)・登山(大雪山系十勝岳連峰方面)