1.伸縮ポール組立方法
①組立前
伸縮ポールは4分割されてます。
②組立図
パイプは溝に合わせて連結し、上記のとおり組立てます
③組立後
組立後は上記のとおりとなります。
収納時は収納しやすい長さで分割して保管してください。
人が入らないように周囲の安全確保を実施。
窓ガラスある場合は破損防止措置。
①電線ある場合
電線がある場合は境目に棒で溝を付けて、ロープの掛位置を決めて左右で分割して作業
②屋根状況確認
アンテナなど障害物ある場合も分割して実施
③雪庇状況確認
雪庇状況を確認し安全な作業位置決定。雪庇が大きい場合は表層・深層を段階的に実施
①ポール準備
安全な位置へリール設置し、ポール先端にフック取付
②ポール伸展作業
ポールを垂直にし真上に伸ばす(斜めにすると支えられなくなる。最初の2本程度に手が届かない場合、斜めに伸ばしてもよい)
③伸展時ポイント
ピン穴が見える位置まで下段側のポールを少し伸ばし、ポールの境目を手で抑えながら伸ばして、ピンの出張りを確認
分かりやすいようにカーポートを雪庇に見立てます
①ロープ掛け作業
雪庇の上に沿ってメインロープを掛けていく。
【重要】ポールを身体に密着させると先端が安定する
(奥に掛けすぎると破風などに引っ掛かるため、雪庇だけに掛けるようにする)
②ポール伸縮
雪庇端まできたら伸縮棒を垂直にしたまま縮め、フックを取外す
③リール移動
リール自体をロープを掛け終わった側まで持っていく(フックをリール側へ持っていくと表層の雪庇が落ちてくる可能性があるため)
①補助ロープ取付
補助ロープをリールから取外し、カラビナをフック下側の丸穴に掛ける
②フック掛け
フックをバネ開口部からメインロープへ掛ける
③雪庇落とし
メインロープを引き上げて、雪庇を落としていく
メインロープが破風やアンテナなどに引っ掛かった場合の対処方法は次のとおりです
①反対側へ行って引く
メインロープを引いている側から反対側へ行き、もう一度引っ張る
②補助ロープでフックを下す
それでも雪庇が落ちなければ補助ロープを引いてフックを地上まで下し、メインロープをゆすって引っ掛かりを外す
③フックからロープを外す
それでも引っ掛かりを外せなければ、フックからメインロープの結び目をほどき、リールでメインロープを巻いて回収する
7.ロープの結び方
フックからロープを外した場合、結びなおす方法は次のとおりです
①折返し丸穴へ通す
ロープを折り返して輪状にし、フックの丸穴へ通す
②ロープ端を輪状へ
ロープ端をメインロープの外側から巻込むように輪状の穴へ通す
③ロープ引いて締める
メインロープを引張り輪を締めていき、固定されていることを確認する
8.固い雪を落とす場合
固い雪を落とす場合、ロープが手に食込んで痛くなる可能性があるため、次の方法を試してください
①ロープ食込み対策
連結パイプをポールから取外し、連結パイプにメインロープを巻いて引っ張る(他の棒状のものでもよい)
②転倒対策
固い雪を落とした反動で、転倒する可能性があるため半身になってロープを引く